プラグインを作りたいので開発環境を手元に作ることにしました。
インストールについては弊社kosugiが書いた
を参考に作業しました。あまり問題は出なかったのですが、Roundcubeのバージョンがあがり設定ファイルの名称や扱いが変わったりしていたのでメモを残したいと思います。
あとはphpのビルトインサーバー(php -S)で手軽にやりたいな〜ってのと、Gmailのセキュリティ強化の影響、個人的趣味でデータベースがPostgreSQLだというのが異なる点です。
・PHPは以前の記事でPostgreSQL用のモジュールを入れた5.5.14。
- phpenv で入れた PHP に pdo_pgsql をインストール
- phpenv で入れた PHP に pdo_pgsql をインストール
・PostgreSQLのバージョンは9.3.5.0 (Postgres.app)
・メールサーバーはGmail利用する。
・Roundcube 1.0.2 (Complete)
■ データベース(PostgreSQL)準備
ダウンロードして展開したRoundcubeのディレクトリにあるINSTALLファイルを参照しながら準備します。
・pgAdmin3などでroundcubeユーザーを作ります。開発環境なので権限はザックリSUPERUSERにしときました。
・roundcubemailデータベースを作ります。
CREATE DATABASE roundcubemail
WITH OWNER = roundcube
ENCODING = 'UTF8'
TABLESPACE = pg_default
LC_COLLATE = 'ja_JP.UTF-8'
LC_CTYPE = 'ja_JP.UTF-8'
CONNECTION LIMIT = -1;
・準備用のSQLを実行。
#展開したRoundcubeのディレクトリで
$ psql -U roundcube -f SQL/postgres.initial.sql roundcubemail
■ ビルトインサーバー起動
#展開したRoundcubeのディレクトリで
$ php -S localhost:8000
PHP 5.5.14 Development Server started at Mon Sep 22 17:13:54 2014
Listening on http://localhost:8000
Document root is /Users/murave/roundcubemail-1.0.2
Press Ctrl-C to quit.
■ installerにアクセスして初期設定
今回だと http://localhost:8000/installer/ にアクセス。画面にしたがって設定していけばOKです。英語ですけど。
STEP2のCreate configで作成される設定ファイルの名称と扱いが以前とは変わっているようです。
config/config.inc.phpが直接作成されます。今回は編集する必要も特にありませんでした。一部(‘des_key)を*で伏せて引用します。
■ Gmailについて
kosugiが書いている通りIMAP経由でのメール受信を有効にしておくのは大前提ですが、RoundcubeからGmailにIMAPでアクセスしようとすると「安全性の低いアプリ」として拒否されるかもしれません(拒否されなければ気にする必要はありません)。
この場合「Google アカウント: ログイン試行をブロックしました」というメールが来ていると思います。
このメールに書いてあるのですが、以下のページから設定を変更することができます。あまり良くないのですが今回は「安全性に低いアプリのアクセス」を有効にしてIMAP接続を確認しました。
https://www.google.com/settings/security/lesssecureapps
■ ログインして動作確認
http://localhost:8000/
にアクセス、ログインしてメールの送受信を確認して完了です。