文書を作る。
雑用係の仕事のひとつです。
法律用語とか雑用係にはよくわかりません。
仕事してる人なら当たり前に使うビジネス用語も使い分けに苦労します。
難しいです。
高卒の上に、高校ではデザインなんか勉強してたので、高3の頃なんか授業に理科系科目すらありませんでした(笑)
強いて言えば、本読みが好きなのと、小説家を目指していた黒歴史(´д`)があるので、一時期文章の勉強してたり、昔から割と平均的な読解力はあった方なので、なんとかやってます。
てことで。
言葉のマジックを少々。
少し前に話題になった「週休2日制」と「完全週休2日制」の違い。
普通、週休2日制と聞けば、「ああ、この会社は毎週2日はお休みになるのか」って思いますよね?
私もそうでした。
で、「完全」って何ぞや?って思ったワケです。
「完全週休2日制」・・・毎週の公休日が必ず2日ある
「週休2日制」・・・・・月に1度以上は週2日休みがある
えらい、違う(ノД`)
一月と4週と考えて、完全がつけば月8休、つかなきゃ5休でも週休2日といえることに。
えーと、ランカードコムでは完全週休2日制です、念のため(笑)
休日に関して、もう一つ。
「法定休日」と「所定休日」知ってます?
就業規則をきっちり読んだことがある方なら、見知ってると思います。
「法定休日」とは労働基準法で定められてる「毎週1日もしくは4週通じて4日の休日を与えなければならない」という休日のことです。
※ちなみに「休日」とは、原則「午後0時から午後12時までの歴日」です(シフト制などの場合は例外あり)。
これと違って「所定休日」というのは、個々の会社の裁量で与える休日のことです。
例えば、土日祝の休日と定めている場合で、日曜を「法定休日」と定めていたら、土祝は「所定休日」となります。
何が違うのか? というと、休日出勤の割増計算が違います(笑)
細かく書きませんが、ややこしいです(´д`)
ここで、さらにややこしくするのが「代休」と「振替休日(振休)」です。
厚生労働省のWebに、ちゃんと説明が載ってますが、混同してる方は多いでしょう。
振替休日と代休の違いは何か。ー厚生労働省
簡単にいえば。
振替休日・・・決められていた休日を労働日とし、代わりに他の労働日を休日とすること
代休・・・・・休日労働が行われた代わりに、その代償として労働日を休日とすること
何が違うの? と、お思いでしょう。
大きな違いは、「休日を労働日とした際に、他の労働日を休日として定めたか、定めないか」
あらかじめ休日出勤をしなければいけないと分かっている際に、休日出勤する前までに他の労働日を休日にすると定めておくのが振替休日です。
休日を労働日にしたのに「前もって別の休日を定めなかった」ということは「代休」にあたります。
振休と代休の違いは、休日労働割増賃金が違ってきます。
ただし、「法定休日のみ」の話です。所定休日の休日出勤割増分については、会社側の裁量になります。(当然、週40時間の枠を超えれば残業割増対象にはなりますが、休日割増と見なすかは会社次第…)
振休の場合、労働日と休日を単に交換しただけとみなし、休日割増は発生しません。
けれど、代休の場合は休日割増分が発生します。
このあたりの言葉のマジック、ちゃんと学ばなければ雑用係ができません。
タイヘンです。
上記と違って、言い回しが違うだけ、というものがビジネス用語にはありますよね。
一般的に、丁寧語、敬語、謙譲語の使い分けみたいなものです。
例えば、よく耳にする弊社と当社、貴社と御社。
弊社は、へりくだった言い回しなので、他社やお客様に対し「弊社」と使う。対して、当社というのは同等の相手に対して使ったりする言い回しなので、身内同士や下の者に対して「当社」という言い回しになります。
じゃあ、貴社と御社も上記と使い方が同じかといえば、違うようです(笑)
「貴社は文語」で「御社は口語」。
文章に書くときは「貴社」で、言葉にして使う時は「御社」となる。
文章だとしてもTwitterなんか、わざと口語で書きますけどね、私。さすがに客先へのビジネス文書でヘマしないように気をつけてます・・・たぶん(´д`)
シツレイシテタラ、ゴメンナサイ(ノД`) ガンバッテマス
それと、ビジネス文書や公文書でしかお目にかからない「ご査収ください」
これも口語では使いませんよね(笑)
「確認してください」という意味ですが、意味合い的に「ちゃんと内容を調べて(見て)くださいね」という感じなので、私は好んで使用してます。別に、使わなきゃいけない用語ってわけでもないようです。
似てるけど、全く意味が違うもの。
使い方が違うだけで、全く同じもの。
奥が深い・・・・やっぱり、まだまだ精進がたりません(´・ω・`)