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RoundCube用にCentOSのpostfix+dovecotで簡単なテスト環境を作る

RoundCubeは設定出来たけど、メールサーバが設定出来なくてテスト出来ない。
localhost内でやり取りする程度で十分だけど・・・そんな人へ。

実験したのはCentOS6です。
DovecotもPostfixもデフォルトの設定を利用するのであれば、設定は1,2項目で済みます。

  • selinuxは問題が有れば変更します。
  • iptablesはimapポートを通し、smtpポートも必要なら追加します。
  • /etc/hostsのlocalhost.localdomainが消えている場合は追加します。

  • まずはpostfixとdovecotをインストールします。

yum install postfix dovecot
  • /etc/postfix/main.cf のmyhostnameとhome_mailboxを編集
myhostname = localhost.localdomain
home_mailbox = Maildir/ # サンプル参照
  • /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf のmail_locationを編集
mail_location = maildir:~/Maildir # サンプル参照
  • dovecotとpostfixを、chkconfigでonにして起動します。
chkconfig postfix on
chkconfig dovecot on
service postfix start # 既に起動してたらrestart
service dovecot start # 既に起動してたらrestart
  • RoundCubeのconfig/config.inc.phpのdefault_host, default_port, smtp_serverを設定。
$config['default_host'] = 'localhost.localdomain';
$config['default_port'] = 143; # 設定してなければそのままでもOK
$config['smtp_server'] = ''; # ローカルのコマンドでmailする
  • 必要ならログイン用のユーザを追加します。
    Dovecotはrootではログイン出来ないので、root以外で。
    パスワードを設定していないなら必ず設定します。
useradd roundcube
passwd roundcube
# roundcubeユーザのパスワードを入力(Confirm含め二回)
  • 上記で追加したユーザでRoundCubeへログインします(ユーザ名の後に@localhost.localdomainを付ける必要は有りません)。
    ログイン出来なければ、設定ファイルに間違いがないか、/var/log/maillogに何か出ていないか、
    telnetやnmapでlocalhost.localdomainの143ポートを確認します。

  • ログイン出来たら、自分宛に roundcube@localhost.localdomain へ送信してみます。
    エラーが返って来たり、届かなければ/var/log/maillogを確認します。
    Maildirの位置がずれていたり、書き込み不可だと、届かなかったりします。
    変にいじった設定ファイルを使ってる人は、一度再インストールした方が良いかもです。

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