熊本在住の有志によるVRイベントに参加してきました。
■ 熊本へ
日曜日(2016/08/14)に熊本の森都心プラザ図書館という場所でVRのイベントが開催されると知り、乗り気な社長と共にエントリー。
イベント当日、5時起きで島原港から九商フェリーでいざ参りました。
料金は片道大人1人で780円とお安い。島原港から熊本港まで60分。
熊本港から熊本駅まで約13kmなのですが、熊本駅までの無料シャトルバスが出ているので安心でお優しいです。
<九商フェリー オフィシャルサイト>
熊本港周辺には数カ所、Keep Outのテープで囲われている施設があったり、シャトルバスでの移動中も屋根などをビニールシートで覆っている住宅がありました。
まだまだ完全な震災の復興には時間が掛かるようですが、私も自分が出来る範囲でお手伝い出来たらなと思います。
熊本駅に到着し、西口の方で降りたので駅の地下通路を通り東口に抜けて歩道橋を渡るとすぐ目の前に会場がありました。
乗り気な社長と会場入りすると、開始時間から30分経っていたこともあって既に数名の方がいらっしゃっていました。
■ FALCON
まず最初にFALCONを体験しました。
ー デバイス
これは、画面に表示された物体の感触を指に伝えることができるUSB接続の3D入力デバイスで、
本体から伸びた3つのアームの先についている丸い部分を手で掴み前後左右へ動かすことにより、画面上のオブジェクトの表面の手触りをシミュレートできるというものです。
ー 体験
早速ディスプレイの前に座って画面上を見てみると球体のオブジェクトが表示されており、上部の方にテクスチャ名が表示されていました。
ーー テクスチャ
この場合、「RUBBER」と書かれているのでゴムボールのようなものでしょうか。
アームの先端の丸いコントローラをオブジェクトまで移動し、オブジェクトを押すように動かすと確かに弾力のある感覚がありました。
テクスチャを変更し「BUMPY」テクスチャに変更してみました。
コントローラを動かし、オブジャクトの表面を撫でるように動かしてみると、名前の通りゴツゴツとした感覚でした。
「SAND」の場合、先ほどの二つのテクスチャとことなり、押すような動作をするとオブジェクトのなかに移動ができました。
その際に、実際に砂の山に手を入れていくような感覚がありました。
他にもテクスチャはありましたが、印象に残ったのは上記の3つです。
ー感想
VRと組み合わせると、よりVRがリアルになりそうだなと思いました。
ただこのFALCONの場合は持ち歩きながら使用できる感じではなく座って利用するという感じでした。
ネットで検索してみると、野球などもできるようで、ボールを投げた感じやバットが球に当たった感じがリアルに体験できるようです。
■ HTC Vive
次に体験したのはHTC Viveです。
HTC Viveとは2016年4月5日に発売されたPC向けのVR HMDであり、
解像度は有機ELによる1080×1200のパネルが2枚でリフレッシュレートが90Hz、水平視野角が110度なのでOculus Rift製品版とほぼ同程度です。
コンテンツは主にSteamにて配信されているようです。
ー HMD
ヘッドセットはデコボコしている部分に32個のセンサが埋め込まれてあり、前面にはフロントカメラがついています。
Oculus RiftやPlayStation VRには後頭部を覆うベルトにもセンサがついていますが、HTC Viveには前面と側面のみにあります。
仕組みとして、Oculus RiftやPlayStation VRみたいに机上カメラでモーショントラッキングするのではなく、ヘッドセット内のIRセンサーで光を検出してモーショントラッキングする仕組みです。
ー コントローラ
こちらもセンサが内蔵しています。両手に一つずつ握るように持ちます。
HMDの視界にコントローラがほぼ正確な位置に表示され、正確な位置を追跡できるので感動します。
因みに分解する際は前面手前側にブービートラップがあるらしいので気を付けましょう笑
ー 位置トラッキング
こちらは位置のトラッキングを行うBase Stationというレーザー装置です。
2つの装置をPlay Areaの角2カ所に対角線上になるように設置することで、最大5m×4mのPlay Areaを実現することが可能だそうです。
ですので、Oculus RiftやPlayStation VRとは動き回れる範囲が格段に違います。
また、Play Areaの角2カ所に対角線上にBase Stationを設置するため、コントローラを利用した際の死角となる範囲が少なくなります。
そして、他のVR HMDと違い単純に本体に加速度センサーを搭載してそれによって向きの変化や移動量を検出するのわけではないので精度の高いトラッキング情報取得が可能となっています。
位置トラッキングとして、上記に書いたような動き回って遊べるルームスケールモード(Tracking Universe Standing)の他にも、着席モード(Tracking Universe Seated)もあるそうですが、まともに遊べるコンテンツが少ないそうです。
しかし、ルームスケールモードで遊ぶとなると部屋の中に床から天井まで障害物の全くない空間が最低でも1.5m×2mのスペースが必要となるため自宅でPlay Areaを準備するのが難しい方も居そうですね。
ー 体験
、、ということで、HTC Viveを体験してみました。
スターウォーズやバーチャルでデスクワークをするゲームなどなど色々あったのですが
先に乗り気な社長がノリノリでスターウォーズを楽しんでいたので、私はテニスゲームを選んでみました。
楽しんでVRを体験している社長を見ていると乗り気というより陽気なのではないかと思い始めました。
今流行りなポケットなモンスター的な話をすると陽気なポケットなモンスターは素早さが高いです。
この業界では素早さが大事な気がするのでよいことなのでしょう。シュッシュッシュッ
ゲームでテニスといえばアーケードにてS↑G↓さんのPowerなSmashや配管工オジさんのテニスなゲームなど、ゲームを語る上でやらなきゃいけない使命感がありました。
ゲームを始めると感覚的には40mくらい先に壁があって右側にボールが浮いていたので、壁に向かって思いっきり打って跳ね返ってきたボールを打ち返す感じでした。壁打ちですね。
ボールの重みなどはないので完全なリアリティがあるわけではないのですが、視界にも特に違和感がなく、実際に壁打ちをしている気分で夢中になって思い切りコントローラを振ったりジャンプしたりしてたらゲームが止まってしまいました(´_`。)
そのあとちゃんと動いていたようなので大丈夫でした(´_`。)ごめんなさい
もっと遊び、、体験したかったですヽ(´ー`)ノ
HTC Vive×Leap Motion
次にHTC ViveとLeap Motionを組み合わせてBlocksというゲームを体験しました。
Leap Motionとは2012年に販売された手のジェスチャーによってコンピュータの操作ができるデバイスです。
そのままPCに接続してPCのモニタを見ながら体験もできるのですが、今回はHTC Viveと組み合わせて、HMDの視界上で体験できる形でした。
ー 体験
ゲームが始まると初代バーチャなファイター並みのポリゴン数で作られたカエルさんが目の前に現れました。(このHMDの持ち主さん曰く、blockとfrogをかけてるのではとのこと●︿●なるほど)
このカエルさんはゲームの案内役として存在しているようです。
HTC Viveの正面に取り付けられているLeap Motionのセンサに反応するように手を前にかざすと、HMDの視界上に自分の手が表示されます。
両手で輪っかをつくるようにするとブロックを作ることができ、輪を広げることで大きさを変えることができます。
手を離すとblockが落下し、それを触って転がしたり、つまんで持ち上げたり、浮かせたり、投げたりすることが可能です。
痛くはないといえあまりローポリカエルさんにブロックを投げつけて遊ばないようにしましょう●︿●しましょう
左手を裏返して広げると左手の右側にパレットが表示され、任意のアイコンを右手で指し示すことにより、作れるブロックの形を変更できます。
ー 感想
Leap Motionは自体は元々PCに繋げるだけでつかえるデバイスで、それをHMDと組み合わせるとただ見て楽しむだけではなく、実用的なコンテンツが作れそうだなと思いました。
自分の手を表示することができて動きを拾え、画面上のオブジェクトを触れるというのは強みだとおもいます。
UnlimitedHand
次にUnlimitedHandを体験しました。
これはゲームコントローラです。
しかし、通常のゲームコントローラと違うところは腕に電気刺激を与えるというところです。
ゲームコントローラのフィードバックとして、バイブレーション機能がついたコントローラがありますが、このデバイスの場合身体の内側から刺激し銃で撃った際の反動を体感できたりするそうです。
本体の内側にゲルパッドついており、巻きつけることでペタッと装着できるようになっています。
PCとの接続はBluetoothになっています。
ー 体験
今回デモ体験として腕にUnlimitedHandを装着してPCからコマンドを送信すると指が自分の意志とは無関係に勝手に動くとうデモを体験しました。
私の場合コマンドが入力されると少しビリッと電気刺激があったのですが特に何も変化がなく、別の方がデモ体験を行ってみるとコマンドが入力された瞬間に指が勝手に動きました。
人によってこの筋肉の位置や量には差異があるため調節が必要になるそうです。
ー 感想
今回はPCの方でコマンドが入力されたら自分の意志とは無関係に指が動くというデモでしたが、これをVRと合わせるとなった場合は、前述したようにシューティングゲームなどで銃を撃った際に反動をつけたり、HTC ViveでのVRテニスであればボールを打ち返した際に反動をつけることにより更にバーチャルなものをリアルにできそうだなと思いました。
このUnlimitedHandの長所として同じ感覚を体感できるFALCONとは違い、身体に装着できる点だと思います。
そのためVRとの相性はよさそうだなと思いました。
Perception Neuron
Perception Neuronとはモーションキャプチャデバイスです。
国内での販売は2016/05/20からで価格は税込209,800円だそうです(2016/08/18時点)。
モーションキャプチャとしては安価らしいのですが、これを個人で購入されたそうで、、
個人で買うとなると高価だと思うので購入された方のVRへの愛が伝わりました、、。
今回これを体験したかったのですが、途中から動かなくなってしまったようなので今回は体験できませんでした。
動いていた時の画像を提供して下さったので画像を元に軽く紹介したいと思います!提供ありがとうございます!
ー 装着
Neuronを装着している様子です。全身に最大で32個のNeuronセンサを取り付けてキャプチャを行います。
また、Neuronの数を調整し、グローブだけという使い方もできるそうです。
、、、以上が今回のイベントで体験したVR関連の機器となります。
私は2か月ほど前からOculusやOSVRを触り始めたVR初心者なので知らないことが多く、今回のイベントに参加したことで参加者の皆さんに色々と教えて頂いたり、実際に触って動かすことによりVRの良さを知りました。
殆どのVR機器は資料がなく、セットアップを行い環境をつくるという時点でリタイヤしてしまう人が多いようで、今回イベントに参加されていた方も苦労されているようでした。
しかし、VRをもっと身近にしたい。広めたい。という強い意志を持った方々が活動をされていて私も怠けていてはいけないなと思いました。
私はVRはきっとみなさんの生活を楽しく、そして便利にしていくものだと思っています。
ですのでこれからも熊本の方々とも力を合わせて頑張っていきたいと思いますヽ(´ー`)ノ
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と、
イベントではVR関連と合わせてゲーム機も置いてありました。
ラインナップとして、
「Wii U」 ヽ(´ー`)ノほうほう
「playstation 4」 ヽ(´ー`)ノイイネ!
「バーチャルボーイ」 ヽ(´ー`)ノ・・・
・・・バーチャルボーイを初体験しました(´Д`;;)は、はじめまして、、
ゲーム展には何回か行ったことあるのですが、実際にバーチャルボーイを触って遊べるという場所はなかったので貴重な体験でした(´Д`;;)
他にも
「ザクソン」「宇宙壮絶戦車戦」「TOMYTRONIC SkyFighters(『ドッグファイト』の海外版)」がありましたヽ(´ー`)ノ
こちらは@yuhshaさんの所持品で、私は時間がなかったので触ることができなかったのでこの写真も@yuhshaさんから提供になります。
機会があれば遊び、、体験したいですヽ(´ー`)ノ