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Docker公式イメージで開発用RDBをゲットだぜ(MariaDB、Percona Server編)
まえがき
Docker公式イメージで開発用RDBをゲットだぜ(PostgreSQL編)
Docker公式イメージで開発用RDBをゲットだぜ(MySQL編)
に続き予定どおりMariaDB編をお送りします。一言で済むので結論を書くと
「公式イメージのページを読み比べたらMySQLと同じでした。ありがとうございます」
という内容です。ついでに
Docker Hub で Official縛りでMySQLを検索したらPerconaも出てきたので思い出したりした。定期的にPercona良さそうだなぁと思って名前を忘れるを繰り返す存在。
— murave (@murave) 2016年8月16日
というわけでPercona Serverの公式イメージのページも見てみたらこれもMySQLの場合と同じ扱いでしたので含めてみましたよ。
Docker for Macを使用しております。
OpenCOBOLとファイル操作(弊社拡張)
OpenCOBOLからのファイル操作ですが内部での定義によって幾つか種類があります。
- 固定長レコードのシーケンシャルファイル
- 固定長レコードのISAM形式ファイル
- 可変長レコードのシーケンシャルファイル
- 他
これらはCOBOLソース内でのSELECT句での定義でファイル名を直接または環境変数を経由して間接的に指定することが可能です。OpenCOBOLの素の状態ですと
SELECT ADBF0320 ASSIGN TO "FILE0001"
ORGANIZATION SEQUENTIAL
ACCESS MODE SEQUENTIAL.
と記述されている場合は、FILE0001または環境変数 DD_FILE0001または dd_FILE0001に設定されているファイル名のファイルのOPENが可能です。弊社ではこの環境変数渡しの機能を活用してperlからOpenCOBOL側へJCL中で使用しているファイル名を渡しています。
さて、JCL中ではSYSINと呼ばれる形式でファイルを作らずにその場で渡したいデータを記述することがあります。
\INPUT ACCEPT1,TYPE=DATASSF,LIST=YES
4241122 登録データ1
4241122 登録データ1追加分
\ENDINPUT;
ADAM2200:
\STEP PROG2000 FILE=USL.CAT1 DUMP=DATA SUBLM=NORMAL;
\ASSIGN FILE0010 USR.F001 SHARE=ALL HOLDMODE=NO;
\ASSIGN FILE0110 USR.F011-T FILESTAT=TEMP PUBLIC NORMAL=PASS;
\ALLOCATE FILE0110 USR.F011-T SIZE=05;
\DEFINE FILE0110 RECSIZE=57 BLOCKSZ=10260 INCRSZ=01
RELSP RECFORM=FB;
\ASSIGN SIN ACCEPT1 FILESTAT=SYSIN;
\ENDSTEP;
上記ではJCL中で定義されたASSIGN1というSYSINの内容をSINというファイル識別名に割り当てています。これをperlに置き換える(この部分自動的に処理しています)と
INPUT "ACCEPT1,TYPE=DATASSF,LIST=YES",<<_EOT;
4241122 登録データ1
4241123 登録データ1追加分
_EOT
ENDINPUT;
ADAM2200:
STEP "PROG2000 FILE=USL.CAT1 DUMP=DATA SUBLM=NORMAL";
ASSIGN "FILE0010 USR.F001 SHARE=ALL HOLDMODE=NO";
ASSIGN "FILE0110 USR.F011-T FILESTAT=TEMP PUBLIC NORMAL=PASS";
ALLOCATE "FILE0110 USR.F011-T SIZE=05";
DEFINE "FILE0110 RECSIZE=57 BLOCKSZ=10260 INCRSZ=01",
"RELSP RECFORM=FB";
ASSIGN "SIN ACCEPT1 FILESTAT=SYSIN";
上記のように変換しています。さて、SYSINの内容ですがまず1レコードが何byteであるという情報がありません。そして1行毎に行の長さが異なっています。今回移植の対象となった対象機のCOBOLではこのような場合には「改行区切りで1レコード」とするようになっていました。つまり可変長レコードです。ところがOpenCOBOLで可変長レコードをファイルとして扱うためには:
レコード先頭1バイトまたは2バイトにレコード長+1レコード分のデータ
レコード先頭1バイトまたは2バイトにレコード長+1レコード分のデータ
・・・
という形式でデータを作成する必要があります(つまり1byte目がレコード長として正しくないと、メモリ上に過大な長さのデータが読み込まれて、あっという間にSegfault します)。OpenCOBOLの外側からファイルの形式について何らかの方法で指示を出す必要が在りましたので、弊社ではファイル名の先頭に「sysin://」という識別子を(URI的に)付けてファイル名を渡すようにしています。これをOpenCOBOL内のファイルハンドラに渡る前に処理し、改行区切りの可変長レコードとして処理しています。同じく、印刷用の中間データなど1行の長さが可変長となる場合について「sysout://」という識別子を付けて指定することができるようにしています。他、標準の固定長レコードのドライバと動作をちょっと変えたドライバを使いたい場合を考え「misam://」や「mseq://」さらにLinux他では/dev/nullに該当するものとして「nullfs://」という識別子を指定可能としています。
標準の固定長レコードのドライバと動作をちょっと変えたいというのは例えばレコード挿入、削除時の細かい振る舞い、二次キー指定時の動作、二次キーを持っているISAMファイルを主キーしか定義していないCOBOLソースから書き込みモードで開いた場合の動作(OpeCOBOLの標準の動作では、書き込みモードでISAMファイルを開くと、一旦削除されますので、最悪二次キーについての定義が欠落します)等々です。
また、「perlfs://CLASSNAME/param」という形式でファイル名を渡す事によりファイルハンドラとしてperlにて記述したものを呼び出すようにもしています。DBとCOBOL内の固定長レコードの編集用コードについてperlで記述できるため、大変柔軟にDBとの連携を図れるようになりました(つまり、DBD::PgやDBD:MySQL、Oracleなどとの連携も可能です。MySQLについては既に運用されていますし、KeyValue系のDBへの接続もそれほどの変更なしに実装できます)。
上記に加え、固定長レコードやキー定義などの情報を別ディレクトリ内の管理ファイルに登録しておくことで、ファイルオープン時に正しい形式のファイルを使用しているかどうかCOBOLプログラム内の定義と照らし合わせて動的にチェックできるようになり、また現在どのようなファイルがオープン状態であるか?を全てモニタできるようにしています。
これらの改造はOpenCOBOLがオープンソースとして配布されていたことで可能になりました。成果は随時コミュニティ等にフィードバックしていきたいと考えております。
HomebrewでApache2.2+MySQL5.1+PHP5.3環境を構築
残念ながらHomebrewのリポジトリにはApache、PHPがなく、MySQLは5.5となっています。もっともApacheとPHPに関しては、システムに入ってるものはインストールしないというHomebrewの方針なんだろうと思いますが。で探し回っているとこんなものを見つけました。
Alternate formulae repos for Homebrew
https://github.com/adamv/homebrew-alt/
homebrewのリポジトリにはないものを野良的に公開してくださっています。上記利用させていただいて、MAMP環境を構築します。
PHP5.3のインストール
HomebrewはFomulaの直URL指定でもインストールすることができます。
brew install https://raw.github.com/adamv/homebrew-alt/master/duplicates/php.rb --with-mysql
ちなみにduplicatesディレクトリに入っているFomulaは、OS Xに標準で入っているものが集められています。
MySQL5.1のインストール
brew install https://raw.github.com/adamv/homebrew-alt/master/versions/mysql51.rb --with-utf8-default --use-gcc
初期設定
unset TMPDIR
mysql_install_db
起動・停止
私は、自動起動はさせたくなかったので、launchdには登録しませんでした。
mysql.server start
mysql.server stop
Apache2.2のインストール
brew install https://raw.github.com/adamv/homebrew-alt/master/duplicates/httpd.rb
httpd.conf等は/usr/local/Cellar/httpd/2.2.21/etc/apache2にあります。
PHPなどの設定
私の場合は、extra/php.confを作成し、httpd.confにてIncludeするようにしています。
vi /usr/local/Cellar/httpd/2.2.21/etc/apache2/extra/php.conf
LoadModule php5_module /usr/local/Cellar/php/5.3.8/libexec/apache2/libphp5.so
AddType application/x-httpd-php .php .php5 .phtml
その他に、DocumentRootを/Users/dataich/Sitesという風にユーザーホームのSitesディレクトリを使用するようにしました。この辺りはお好みで。
起動・停止
sudo apachectl start
sudo apachectl stop
あとは、phpinfo()で出力してみたりして確認すればOKです。
追記 – 2011/11/08
Homebrewで入れたPHPのpearでpermissionエラーが出ましたので、下記でもろもろ設定しました。
chmod -R ug+w /usr/local/Cellar/php/5.3.8/lib/php
pear config-set php_ini /usr/local/etc/php.ini